熱制御システム

カテゴリ: 宇宙技術開発

宇宙環境において機器を適切な温度範囲に維持するシステム。太陽光が当たる面は約120度、影になる面は約-150度という極端な温度差が生じるため、能動的・受動的な熱制御が必要となる。受動的熱制御では、多層断熱材(MLI)、表面コーティング、ヒートパイプなどにより熱を管理する。能動的熱制御では、電気ヒーター、ラジエーター、ポンプ式冷却システムなどを使用する。衛星の電子機器は一般的に-20度~+50度の範囲で動作する必要があり、精密な温度管理が求められる。国際宇宙ステーションでは大型のラジエーターにより、内部で発生する熱を宇宙空間に放出している。小型衛星でも効率的な熱設計により、限られた電力で適切な温度環境を維持している。

関連キーワード

熱制御システム